Posted By HelloRB

Created at 2019/07/31 22:18:45
Updated at 2019/07/31 22:18:45

Ryzen 3900Xレビュー ーSandyおじさんに捧ぐー

これは、SandyBridge世代(俗称:サンディおじさん)に送る。
Ryzen 3900Xのレビューになります。

私もSandyおじさんの一人であります。

現在のPCの構成

CPU:Intel Core i7-2600K(こいつがSandyBridge)
MEMORY:Corsair DDR3-2000 4GB × 2 Dual
SSD:SanDisk 256GB × 2 RAID0(SATA)
M/B:ASRock Z77 Extream6
VGA:MSI GeforceGTX560Ti
電源:Antec EA-650 Platinum
ケース:Antec P183

当時としては中々の性能でした。

CPUは4コア8スレッドで、当時としては尖った性能でした。
ベースクロックも3.4GHzもあり、倍率可変という事もあり
爆発的な人気を誇りました。

新しいPCの構成

CPU:AMD Ryzen 3900X 3.8GHz
MEMORY:G.Skill DDR4-3200 8GB × 2
SSD:AGI 256GB (M.2 NVMe)
M/B:ASRock X570 Taichi
VGA:ASRock Radeon5700XT
電源:Sesonic SS-850KM
ケース:探しているところ(笑)

今回の目玉は、何といってもAMD製のRyzen 3900X!!
12コア24スレッドというモンスターCPU!

CPUの箱の中身気になります?

箱の中身です


本当は、お金があったらCore i9-9900KFとの比較レビューとか
やりたいんですが、無理でした(><)

本題に戻ります。

比較ですが、同じ電源を使いたかったんですが、バラスの無理。
だったので、古いPCが80Platinum電源、新しいPCが80Gold電源
という検証になる事をご了承ください。

それでは、比較検証開始です。

以下

旧環境をi7-2600K
新環境をRyzen 3900X

と記述します。

消費電力
  • アイドル電力
    i7-2600K  → 66W 
    Ryzen 3900X → 61W

Platinum電源の優位性があっても大差は出てません。

  • 高負荷時電力(ベンチマークソフトで最も負荷の高かった電力)
    i7-2600K  → 298W 
    Ryzen 3900X → 326W

流石に差が出てしまいました。
しかし、この後のベンチマークの差を見ると、消費電力辺りの
性能差は圧倒的だとわかります。

ベンチマークソフト計測
  • CineBenchR20
    i7-2600K  → 1294pts 
    Ryzen 3900X → 7280pts

Ryzen 3900Xがとても良いスコアを出しています。メモリがゆるゆる
なので、これでもスコアは低めです。

  • FF14ベンチ漆黒のヴィランズ
    i7-2600K  → 4567 
    Ryzen 3900X → 15266

i7-2600Kが検討するも、その更に上の上を行くのがRyzen 3900X!

  • ドラゴンクエストXベンチ
    i7-2600K  → 13271 
    Ryzen 3900X → 20582

少し古めのベンチで遊んでみました、それでもキッチリとスコアを
出せるのが凄いですね。

  • FF15ベンチ
    i7-2600K  → 752 
    Ryzen 3900X → 7694

ここに来てSandyおじさん撃沈、動作困難と言われてしまいました。
Ryzen 3900Xは、快適とスコアもキッチリ出ています。

ベンチマーク対決は当然ながらRyzen 3900Xの快勝でした。

ここに来て疑問点

ブーストが46倍とWikiで読んだんですが
どうも42.5倍の様な気がするのです。

これは詳しい人、解明お願いします。

【長所】

・この値段で12コア24スレッド!!
・消費電力辺りの性能が凄い
・CPUが互換性が高い(ソケットAM4)
・発熱量も意外と穏やか
・リテールクーラーが高性能

【短所】

・入手困難
・空冷レベルではOC向きではないかも?

【総評】

Ryzen 3900Xの性能は圧倒的、流石に12コア24スレッドと思いました。
消費電力も発熱もそんなに大した事はありませんでした。
リテールクーラーもRGB対応でそのままでも良いかなと感じる出来。
冷却性能もかなり良い。
起動時に38℃位でした。
ただ、OCCTを試しましたが、表示温度があてになりません。
CPU80℃を示していたので、ASRockのユーティリティで確認したところ
50℃にも到達していませんでした。
ご注意ください。
そのためOCCTの結果は、今回掲載を見送らせていただきました。
もちろん、リテールクーラーでリンパック完走しました。

買いか否かと聞かれたら、買いと答えます。
この性能で、6万円ちょっと、良い時代が再びやってきたなと思います。

以上