Posted By kai

Created at 2020/01/20 14:29:10
Updated at 2020/06/30 21:11:07

最近の鉄板マザボ

ASRockのすごく長い役職名のTwitterの中の人主導で設計されたというこちらのマザーボードを買ってみたので、

簡単にレビューしていきたいと思います。

 

スペックですが

ソケット AM4
メモリスロット 4本
SATA 4本(M.2と排他あり)
M.2(SATA/NVME) 各1本
PCIE × 16 2本(上部は金属補強済み)
PCIE × 1(2.0) 1本
HDMI、DP 各1本
USB3.1Gen2(TypeA、C) 各1本
RGB、ARGBコネクタ 各1本(AMDファン用コネクタが別に一本ありますが仕様が若干謎です)
サイズ 24.4 cm x 24.4 cm

※付属品はドライバCD、M.2用ネジ×2、SATAケーブル×2、マニュアル、I/Oパネル

マニュアルの方は専用の物が日本語化されています。

I/Oパネルにはマザーボードと同じ迷彩柄になっており、クッションついていますが、これってどういう意味があるんでしょうね・・・?

個人的には映像出力がDPとHDMIのみというのは好ポイントです。

DVI-Dついているマザーが結構ありますが誰が使うんだろうといつも思っています。まあ需要があるからついているんでしょうが・・・

あとはUSB3.1Gen2もローエンド帯のA320と違って付いています。今のところはGen1で間に合ってますが使いたい機器が出てきたときにわざわざ拡張カード買わなくていいのは助かります。(ミドルクラスのマザボだと付いてない方が少ないような気もしますが)

 

 

CPU

8ピンのCPU補助電源が付いています。

製品の売りにもされている大型のアルミニウム合金製ヒートシンクが二つ、高性能なチョークコイルなども使われていて定格で使う分には問題ないようです。

 

対応しているのもRyzenとAthlonのみのようです。A320と違ってにAシリーズは非対応です。

定格向けのマザーボードですがある程度のOCも行けるそうです。

 

メモリ

通常サイズのM-ATXマザボなのでメモリスロットは4本載っています。

相性は気になりますが継ぎ足しもできるので個人的にはうれしいです。

ただ個人的にはあまり好きではない上側の片ラッチ仕様です。

 

CPUによって対応周波数が異なっていますが第三世代Ryzenだと3200MhzがOC扱いではないようなので驚きです。

サポートリストでも4000Mhzまで載っていますね。

 

拡張性

PCIEはx16が2本とx1が1本載っています。

x16は上部が金属補強されているので重量級のマザボでも大丈夫そうです。

 

ストレージですがM.2が2本ありますがそれぞれSATAとNVME専用なので両方使う際は要注意です。

そのうえSATA側は通常のSATA3_3と排他になるのでストレージを何台乗せるか確認する必要があります。

ATX版と違ってNVME側にはヒートシンクが付属していないので別途購入する必要があります。

価格差2000円程度ありますがNVMEにヒートシンクを別途購入すると若干微妙な感じがします。

ケースがM-ATXしか入らないというのであれば仕方ないですが個人的には今一ポイントです。

 

冷却

ファン端子は計5個搭載されています。うち4個は水冷ポンプにも対応しています。

天面までファンを載せなけば十分な数があります。

ただシャーシファン1がヒートシンクと近すぎてちょっとつけづらいです。

 

PCB内部にも2オンスの銅が使われていて熱を効率的に下げてくれるようです。

通常は何オンス使われていて、通常とどれくらい効率が違うのかあると嬉しいですが、

特にHPにはそういう記載はありませんでした。

 

 

単純にコスパだけを考えると結構いいと思います。

上位グレードのマザーボードで使用するコンポーネントが使われていたり、マザーボード自体も光らせることもできます。

ただNVME接続のSSDを使って尚且つATXサイズの入るケースだったりするとヒートシンクの有無やSATAポートの数などで微妙になってくると思います。

(NVMEはWDのSN550等の発熱低めのSSDとかもあるのでそっちでやってみるとかも)

あと自分の環境ではRGB制御ソフトの動作がちょっと変な時があるのは気になります。

 

 

6/30 追記

このマザーボードだからというわけじゃないですが、可能性のお話として発生したトラブルについて追記しておきます。

 

レビューを書いた時点では動作確認でAthlonを載せてており、メモリ2枚で動かしていましたが

仮想マシンを勉強用に構築しようとCPUをRyzen 5 3600、メモリを定格DDR4-2666 8GB × 4に構成変更したところ

起動時にエラーが表示されメモリスロットがB1,B2が認識しないという事象が発生しました。

Windows、BIOSの両方が認識していませんでした。

他にも定格動作のメモリで2枚セットが3個あったので、そちらを使用してみましたが全て認識しませんでした。

 

定格メモリで相性問題なんてあるのか・・・と思い別のマザーボードに使用したCPU、メモリ、電源、グラボを差し替えたところ正常動作しました。

マザーボードの故障を疑い秋葉原の販売店のサポートデスクに持ち込み代理店に修理を依頼しました。

結果は代理店の環境ではメモリ4本でも正常動作したとのことで戻ってきました。

 

そのあとRyzen 5 1600AFが購入できたので戻ってきたSteellegendで動かしたところ正常動作しました。

 

じゃあCPUが悪いのかと再度マザーボードと同じ販売店で購入したのでサポートデスクに持ち込みました。

結論から言うと

・B450マザーボードだとCPUのステッピングの関係で最新版BIOS適応しても正常動作しないかもしれない

・X570マザーボードでは少なくとも動作する。(販売店サポート環境)

X570で動いたからCPUはなんの問題もなし。

これ以上の切り分けは使用したパーツ一式持ち込んでもらって有償になるとの返事でした。

 

B450なら動かないかもってサポートデスク側が言ってるのに何でそっちは見ないの???

正直それなりに時間もかかって秋葉原の有名店ですがサポートデスクが態度とかが気に食わなくなってきたのでそこでは諦めました。

(ピンがついてるAMD製CPUで単体で机の上にのせてグリスふき取るって普通なんですかね?

あとエラー画面を見せてこれって何が原因で出ているんですかという問いたいする返答がメモリのエラーみたいですね。分からないなら分からないって言ってほしい)

 

この件に関しての愚痴と個人的な感想です。

店舗のTwitterでB450と第三世代Ryzenでコスパで紹介してるよね・・・?なのにステッピングで動かないかもしれないってあるの?

と思わないでもないですが調べてみた感じ日本だと同様の事象も見つからなかったし運が悪かったのかと思うしかありません。(海外だとredditとかがヒット)

あと販売店のサポートデスクがいまいちだったのが辛いです。

別のお店だと電源を購入した時にマザーボードとの相性問題が発生してしまい、サポートデスクでは正常動作した上に保証もつけてないのに交換を申し出てくれたりしたので、専門店だったらそこまでやってくれるんだという風に思い込んでいました。

 

1600AFが動作してくれてるのは不幸中の幸いかな・・・

一応切り分けのためにASRockのサポートデスクに問い合わせてみようと思います。

何かわかればまた追記します。