いままで、出先で動画やSpotifyなどのマルチメディアをたまに観ることがあり、メイン端末の契約の3GB/月だと制限に引っかかる事があり、意識的に出先で通信をしないように気を付けていました。
そんな折、楽天モバイルにて「300万人限定1年間月額料金無料キャンペーン」があることを知りました。しかも、Samusung GALAXY A7との契約で、端末も実質無料という大盤振る舞い。安すぎて怖かったのですが、契約条件もいつでも解約可能と「取り合えず貰っとけ!」という心理が働いたので、購入してみました。
そこで気になるのは、実質無料スマホな「Samusung GALAXY A7 64GB simフリー」は、実際のところどうなの!?使えるの??という事。
ここでは、実使用感をメインにレビューしつつ、想定すべき用途を考えてみたいと思います。
これに更に6600ポイントが付いてきて実質無料…。
付属品や仕様などの細かいことは省略しますがファーストインプレッションとしては「17000円(実質無料)のスマホとは思えない高級感があるなぁ!」という事でした。
青色のモデルを選びましたが、背面の何とも言えない透明感と深みのある青は、掛け値なしに美しいと思いました。
側面には音量ボタンと指紋認証機能のついた電源ボタンが。結構高精度で、すぐにホーム画面にアクセスできるのでストレスを感じさせません。
メイン機のiPhone 8と比較するとディスプレイサイズは6インチとかなり大きめに感じました。
実際に手に持った感じ、iPhone 8だと辛うじて片手操作をできていたのが、GALAXY A7だと両手操作じゃないとかなり厳しいと感じました。
ちゃらっと初期設定をしましたがOLED(有機EL)ディスプレイって、コントラストがはっきりしていて綺麗ですね~!
iPhone 8のRatina ディスプレイも綺麗ですが、更に上をいく表示品質だと感じました。
ベンチマークなども取ろうと考えましたが、実使用感が大事だな。と思ったので、iPhone 8との使用感上の比較をしたいと思います。
結論から言うと、「サブには十分!でもメインだとストレス溜まるかも?」です。
アプリの動作も起動時などiOSに比べキビキビ動く印象がありましたが、少し重いメモリを食うような動作が入るとカクつきが発生し、違和感を感じてしまいます。
それもそのはずで、ネットで調べてみるとiPhone 8のとGALAXY A7のCPUとでは、iPhone 8のほうが4倍程度数値が良いようでした。
4年前の端末の1/4程度の処理性能というのは、なかなかの衝撃でした。
もし、メイン機を探しているのであれば、GALAXY A7より、もう少し高性能なCPUを積んだスマホをお勧めしたいです。
じゃあ、このスマホは微妙なの?というと、実は全然そんなことなくて、画面が大きいことや優秀なカメラ性能、顔認証や指紋認証の精度もそこそこ高く、Andoroid端末ならではのmicro SDカードで容量増量もOK。
1年間基本料無料というサービスと相まって「2台目のスマホ」としては最高の一台だと思います。
例えば、
メインスマホの記憶容量が少なければ、マルチメディアプレイヤーとして。
出先で、本が読みたくなったときに大画面を生かして快適な読書。
無料の高性能カメラと思えば、バッグに忍ばせておくだけでも良いでしょう。
端末が2台あるという事は、可搬性が犠牲にならなければ使い方はぐっと色んな形に広がります。
僕が想定しているのは、出先でオーディオブックやKindle本を読みたいときにマルチメディアプレイヤーとして使い、メイン機の容量を削減することです。
左からみてkindle Whitepaper / GALAXY A7 / iPhone8 ですが、
Kindle Whitepaperの快適さはいわずもがな、GALAXY A7も読めないことはありません。
iPhone 8は表示が少なすぎて、読む端末としてはほぼ厳しいでしょう。
適材適所的に「GALAXY A7」を使い分ければ、十二分に活用することができると思います。
冒頭の無料スマホってどうなの?使えるの?という問いに戻りますが、適所を見誤なければ「十二分に活用」できると思います。
ただ、僕も抱いた「なんで無料なの??」という不安感はみんなあると思います。
特に、只(ただ)より高いものは無いという言葉もあります。結局高くつくという意味ですが、
しかし、只(ただ)より安いものは無いという言葉もあります。
言葉の意味通り、只で物を貰うことより安くあげられる事はないという考え方で、無料スマホという薬の用法容量を見誤らず、周辺機器に無駄に投資したり、修理にお金を掛けたりしないという事をを意識すれば、あながち只(無料)も悪いものじゃないと思います。
なにせ、企業として、PAYPAYの20%還元キャンペーンのように、将来のために損を切る戦略の一手である「1年間基本料無料、端末代金実質無料」というビッグウエーブは、なかなか無いという事。
うまく活用すれば悪くない選択肢、端末だと思います。