Posted By きっちょむ
Created at 2018/07/15 18:52:48
Updated at 2018/07/15 18:52:48
私はパソコンパーツの中でも、インターフェース機器に拘ることが多い人間です。
キーボード、マウス、液晶、ヘッドセットなど人が"触る"+"見る"+"聴く"ものは、
良いもの、、せめて一定水準を確保した製品でないと我慢できない、、ある意味"偏屈者"です。
いままでのキーボード遍歴は、至高の打ち心地を誇るメンブレン式キーボード「NMB RT6652TWJP」のほか、
新構造パンタグラフを採用し、常識を覆す打ち心地を誇る「ENERMAX AURORA Premium KB007U-B」、
黒軸を採用したCoolerMaster社製 ゲーミングキーボード 「SGK-4000-GKCC1-JP (Quick Fire Rapid 黒軸)」などなど、
割と色んなキーボードを試してきました。
その中でもこれは・・・!と思わせてくれたのが、このキーボード「REALFORCE91UBK」になります。
このキーボードは、静電容量式キーボードと呼ばれるもので、耐久性、静音性、
そして入力の快適さなど入力に纏わることにおいては、最上級の性能を誇るのが特徴です。
今回はその製品の購入してから6年になる長期使用レビューになります。
■■■仕様■■■
【規格】91キー テンキーレス カナ刻印無し
【荷重】変荷重
【接続】USB
【寸法】W366 × 168.5 × 38mm
【重量】1.2Kg
テンキーレス&カナ刻印不要派の私にとっては、最高の仕様といって支障がありません。
キーピッチやキー配列もオーソドックスそのもので、スペースキーがもう少し大きい方が好みな程度です。
重量は流石、高級キーボードだけあり、テンキーレスキーボードでありながら1.2kgとずしりと重く、
しっかりとした印象があります。
■■■外観■■■
各キーの触り心地は、至高の打ち心地を誇るメンブレン式キーボード「NMB RT6652TWJP」の
磨りガラスは触るかのような高級感は無いものの滑らかそのもので、エッジも立っており精度は十分です。
印字には耐久性のあるレーザーマーキングが使われています。
やはりカナ刻印がないので、キートップが煩雑とせず美しいですね。
実際の使用の面でも使いやすさが向上しています。
キーボードを横から見てみると、階段状に段差が付いてるのが分かると思いますが、
この構造をステップスカルプチャーと呼びます。
キーが段ごとに階段状の段差を持ち、キートップの傾斜確度によって上下の段が緩やかな凹型を描いてるように見える構造のことで、キーに段差を傾斜の違いを持たせることで、段を誤らない正確な位置把握と、ホームポジションから移動の少ない打鍵が行いやすくなっています。
このため、タッチタイピングが行いやすく、身体的負担も少ないという特徴があります。
最近は、このステップスカルプチャー構造を採用しないキーボードが増えてきていますが、
やはりどうしても入力ミスが増えますね。
■■■打鍵感■■■
正直言って機能面で言えば古くさいといって支障ない本キーボードですが、
それらを帳消しにするくらい打鍵感が素晴らしいです。
メカニカルに比べ音は静かで、ソフトなうち心地、
若干メンブレンのくにゅ感も残っているものの無視できるレベル。
入力していてキーボードに対してのストレスが全く無い。
「癖が無い」というのが長所であり最大の特徴ではないでしょうか。
当たり前のことを当たり前にできる。それが本キーボードの素晴らしいところだと思います。
■■■総評■■■
このキーボードは、ある意味、終着点です。
キーボード探しという長い旅路を終わらせてくれる価値を十二分に持っています。
そして値段も安いところで買えば1万円台で買える・・・。
メカニカルキーボードよりもちょっと高い程度の値段。
勿論、メカニカルキーボードも素晴らしいですが、
もう少し背伸びをして是非このキーボードを買って欲しいです。
あなたの長い旅路も終わりを迎えるかもしれないから・・・。