Posted By きっちょむ
Created at 2018/07/16 22:54:19
Updated at 2018/07/16 22:54:19
NAS用に使っていたSeagate社のBarracuda Green 2TBが、SMART情報で警告を出すようになりました。
代替HDDを何にするか迷っていたのですが、今回壊れてしまったSeagateのHDDは、NAS用として3年間使用したものの実際には8000時間程度しか稼働していませんでした。(NASを1日7時間程度しか動かしていなかった。)
前々回購入したWDC Green 2TBは3万時間稼働していたことを考えても、Seagate社のチョイスはもうないかな?ということになりました。
ということで、今回はWestern Digital社(以後、WD社)のNAS用HDDであるRED 3TBを購入することにしました。
■■■外観■■■
久しぶりのパッケージ品ゲットです。赤色の箱かなぁ~と思いきや青色でした。この感じだとBlackもBlueも同じパケデザな気がします。
■■■仕様■■■
アイドル時:4.1W
リード/ライト時:4.4W
スリープ時:0.6W
スタンバイ時:0.6W
保障:3年
使用環境温度動作時 0 ~ 70度
MTBF:1,000,000時間
仕様としては、NAS用HDDとして低消費電力で3年の長期保証になっています。連続稼働で高温になりやすい中で70°まで動作保障されているのは嬉しいですね。
というか少し前までWD社のHDDってもう少し保障期間が長かったんですけどね。気づいたら通常2年保証になってたんですよねー。コスト削減でしょうか。
なんとなくCrystalDisk infoでチェックしてみましたが電源投入回数が初回なので、抜き取り試験されていない完全な新品を掴んだようです。ラッキーなのかラッキーじゃないのか。。。
■■■ベンチマーク■■■
とんりゃあえず、NAS用なのでそこまでスピードは不要ですが、挙動を調べるためにもベンチマークに掛けてみました。
公称150MB/sですが、おおよそ正しいデータが取ることが出来ました。またグラフラインを見ていてもREAD/WRITEともに非常に安定した速度が出ています。モデルによっては非常に不安定だったりするのですが、これくらい安定してるなら安心ですね。
念のため、CrystalDiskMarkも。
■■■総評■■■
ここまで簡単にレビューをしてきましたが、WD REDの信頼性の高さを改めて認識することになりました。
高温動作、MTBF35%増、3年保証、READ/WRITE速度とその安定性、いままでのHDDには無い性能です。やはりNASなど24時間稼働するHDDということで独自の機能性を有していました。
価格面で見てみると、同社Blue3TBが¥7,000で本製品Red 3TBが¥11,000ということで4000円差ということになります。
この価格差を高いと見るか安いと見るか。
通常のBlueを24時間保証期間である2年間NASで動かしていた場合、
24hr*365day*2year=17,500時間
う~~ん、MTBF的には大丈夫ですが、NAS運用していることを考えれば、
実績ベースで考えても2年は持ってもこれ以上の運用はマズそうですね。
コスパで言えばBlueを買えば間違いないですが、故障手間やリスクを考えると、
REDのほうが良いかもしれません。
特にシングルHDDで運用されている方には冗長化されていない事を
考えてもREDを買う価値はあるのではないでしょうか。