Posted By Ivarn

Created at 2018/07/29 09:37:24
Updated at 2018/07/29 09:37:24

ゲーミングデバイス“として”見るべき製品

こにゃにゃちは~。

とある Twitter 上の某メーカーさんアカウントとのやりとりで登録されちゃったであろう本製品。

たまたまですがお持ちでしたので、“発掘”してきてレビューします。

 

まず、間が悪いことにレビューしようとして発掘したところ、現在はサブ環境の ONKYO GX-70HD の左右スピーカーをつなぐケーブル端子が壊れてしまいまして…。

やむを得ないので、取り急ぎ安物で Logicool Z213 の在庫処分っぽいものを購入した次第です。

ケーブル配置とか物理的な設計でちょっとツッコミどころがあるのはあるのですが、某 PC サプライメーカーの安いスピーカーを買うくらいなら、こちらのほうがよさそうです。サブウーハーもあるのでそのおかげもあるやもしれませんが、調整すれば意外といいバランスで鳴りそうです。

と、話が脱線してしまいましたが、2.1ch の PC アクティブスピーカーでの視聴のため、音質的な点はメインの環境に比して不利な点は前置き。

そのうえでも、スペック的にも 192kHz/24bit までサポートし、ASIO ドライバーも付属していて特に音楽再生においても難はありません。現在のハイレゾフォーマットでも DSD など、特別な対応が必要なもの以外は問題ないと思います。

DAC には、192kHz/24bit に対応し SN比120dB を誇る高性能な Cirrus Logic「CS4398」を搭載、と謡われていることからも、オーディオ用途も意識したつくりになっているからでしょう。
しかし、今選ぶなら(もう今では手に入らないですけど)主眼をオーディオに置くのかゲームも含めたマルチチャンネルに置くのか、見据えて選択すべきかもしれません。

そういう意味では、ゲーミング、マルチチャンネルオーディオ、サラウンドには好適かもしれません。

バーチャルサラウンド機能が搭載されていますが、昨今のそれを売りにするヘッドホンやサウンドデバイスに比べると貧弱と評さざるを得ないため、4ch などのある程度の構成でないとサラウンド機能を活かせないように感じられます。あるいは、ヘッドホンを使ってのバーチャルサラウンドはもう少し違うのかもしれません。

ピュアオーディオ志向で見ると、特筆すべきは ASIO ドライバーが用意されているという点になり、Windows 環境でも WASAPI が提供されて以降はよほど凝ったことをしない限りは普通の作りのドライバーが付属すれば、悪名高き Windows ミキサーをバイパスした再生ができるため、その一点では訴求力に欠けます。

 

そのような点も加味し、今ではもう目にしない DOLBY HOMETHEARTER v4 対応だったり、逆に面白い気もしないでもないですがやはりマルチチャンネル、ゲーミング用途でこそ活きる製品のように思えます。

以下、参考までレビュー再生時のスクリーンショットを数点…

今ではもう目にしない、DOLBY HOMETHEARTER v4 コンパネと ASUS Xonar U7 のコンパネ。

音楽再生なら、TuneBrowser 使ったほうがお手軽便利ですね。