Posted By ちゅろめ

Created at 2018/10/27 19:44:33
Updated at 2018/10/27 19:53:56

誉れ高き「FX」のおとなしい子

こんにちは、ちゅろめです。

今回は言わずと言われたFX系CPUのレビューです。

 

何を隠そうこのFX-6300、発売当初から自宅で家族用機としてずっと使用しているのです。

家族にAMD信者がいる為私は生まれてからずっとAMDのPCを使っています。

おそらくこのcpuに乗り換える前の我が家のPCはphenomか2コアathlonのどっちかでしょう、2007,8年頃にathlon64x2 5000+に換装した記録があるのでその後phenomを挟んだのか曖昧ですが…。

 

・仕様

コア数:6

スレッド数:6

基本クロック:3.5ghz(ブースト最大3.8ghz)

L2キャッシュ:6MB

L3キャッシュ:8MB

TDP:95w

 

・解説

FX-6300の魅力は同世代である8スレッドのPiledriver系cpuと比べ6スレッドかつ4ghz以下の周波数という「控えめな仕様」からくる95wという消費電力でしょうか、8スレッドモデルが一部を除きTDP125wなので比較的扱いやすくなっています。

また、現在では終息品となっていますが発売当初で一万三千円弱という低価格さも評価に値します、6コアcpu(3M6Tではありますが…)でありながら二万円を切る価格というのは性能の低さを考慮しても選択肢に入るレベルではないでしょうか。

…まぁ「魅力的な点」はこのくらいです。
当時としてもintelCPUと張り合えない性能、さらに同じFXシリーズでも三千円足せば8コアモデルが買えるという安いのか良くわからない価格など微妙な点が多いCPUとなっています。

せっかくの高周波数メニーコアもIPCが低い為に実感しづらいものとなっておりCPUに大きな負荷のかかる作業などをしないとその利点が隠れてしまいます。
ベンチマークをすれば同じ周波数にOCした先輩のphenom2 x6 1055Tに敗北、旧モデルに劣るIPCの低さは最早ギャグですか????というレベルです。
最適化されてる処理であればもっとがんばってくれるのでしょうがイマイチというほかない性能ですね…。

そんなFX-6300ですがフォローをするのであればお決まりの「普段使いには十分」、これに尽きます。

IPCこそ低いですがネットブラウジングなどには困らないですし6スレッドなので複数ウィンドウを開くなどマルチタスクなシーンにも対応してくれます。
家族用機はブラウジングくらいしか使わないので個人的にはこれでもまだ使えると思っています。

遊び要素としてはFX系なのでオーバーックロック耐性は高いです。
我が家でも父が焼き鳥にしたようなのでマザーとCPUを一度交換してます。親父は何が悲しくてFX-6300二つも買ったの…?

・総評

なんとか持ち上げましたが2018年現在そろそろこの子は限界です、もし使用している方がいれば引退させてあげてください。
RzenGを購入すれば性能が上昇しつつも省電力化で静かになる上高性能な内臓グラフィックスも手に入れることが出来ます、というか消費電力を気にしないなら同じ6コアでもphenom2 x6を使ったほうが使いやすいかも知れない。

自宅にFX機があるならRyzenに乗り換えて進化したAMDのすばらしさを是非一緒に味わいましょう(´・ω・`)