Posted By ちゅろめ

Created at 2018/11/11 21:25:08
Updated at 2018/11/13 17:39:25

RX480搭載ボードの鉄板モデル

ちゅろめです。

ただradeonが使いたいという理由だけで今更RX480に乗り換えました。

これまでも見た目と動作音が気に入らないという理由でGTX780リファ→GTX970オリファンと無意味な乗換えをしています。

またしても似たような性能ですが目的は果たせたので良しとしましょう…。

2018年11月現在、リネーム品であるRX580が三万円以上の価格で売られている現状に嫌気が差した為中古で非マイニング使用の美品を購入しました。

・仕様

コアクロック:1306mhz

メモリクロック:8000mhz相当(実クロック2000mhz)

VRAM:8gb

カード長:240mm

補助電源:8pin*1

出力端子:HDMI、DP、DVI

 

・検証環境(と言うかメイン機)

CPU:Ryzen 5 1600

RAM:DDR4-2400mhz 8gb*2(ヒートシンク装着)

SSD:SATA 256GB

PSU:750W

cooling:cryorig r1 universal(ultimate仕様)

室温:24度

※検証時はCPU、RAM共に定格で使用

付属品です。

ドライバCD、取り扱い説明書、サファイアのチラシ、連絡先が同封されています。

なんだか懐かしい感じのおねーちゃんですね、箱のアンドロイドといい数年前のデザインな気がします。嫌いじゃないですが

早速分解してみました。

分解しているときに感じたのですが、非常にメンテナンス性の高い作りになっています。

バックプレート、外装およびファン、ヒートシンクの順に一つずつ外すことができますし、ファンは別途コネクタで外装に固定されているので簡単に外せます。

ケース内の気圧に余程配慮しない限りは埃の付着しやすい部分なのでかなり便利です。

コネクタやバックプレート等細部の画像です。

出力端子はHDMI*2、DP*2、DVI*1となっておりほとんどのモニターで問題なく使えると思います。

補助電源は8pin*1で後ろ側に付いています。

ツイッターに写真を上げたところ珍しいという方が何人かいたのですが今はこの配置少ないんですかね?Radeonのリファレンス等は意外とこの配置も多いイメージだったので逆に驚きました。

バックプレートはそれなりに厚みのあるアルミ製で電子回路をイメージしたような模様が描かれています。

個人的には漫画版AKIRAのクライマックスで金田が鉄男に吸収されかけたシーンに似ている気がしたのですがおそらく何の関係もないです。

また、基板端には「V BIOSスイッチ」と「LED MODE SWITCH」が搭載されています。

V BIOSスイッチは文字通りBIOSの切り替えを可能にしており、スイッチを左にすることでRX480リファレンスのクロックが読み込まれます。

LED MODE SWITCHは本体側面のLEDロゴのイルミネーションを切り替える為のもので、

・青色

・カラーサイクル

・基板温度に応じて色が変わる点滅

・ファンの回転数に応じた点滅

・ユーザー指定色で常時点灯

・オフ

を選択することが出来ます。

このイルミネーションは同社提供のオーバークロックツール「TRI XX」で設定することもできるのでイルミネーションを多用したPCにも問題なく使用できますね。


個人的な感想ですがこのLEDかなり綺麗です、重厚な筐体デザインも相まってどの色でもPC内を彩ってくれます。

私はこのくらいの光の方が好きですね、主張しすぎないので非常に高級感があって好きです。

特に気に入ったのが先述した温度によってLEDの色が変わるモード、一目で状況がわかりますし高負荷時に赤くなるというのはロマンがあります。多分三倍速くなってるハズ


動作音に関しては余り気にならないレベルの音といった印象でした。

セミファンレスかつダブルボールベアリング採用のファンということもありアイドル時は無音、フルロード時に平均的な動作音という程度で別段耳障りということはありません。

 

~ベンチ等性能面~

FFベンチなどゲーム関連のベンチはRyzen+Radeon環境では最適化面で差が出来てしまう場合があるので3DMarkのTimespyのみです。

※裏で監視系のソフトが動いていたためもしかしたらスコアが若干低く出ているかもしれません。

デフォルトでのスコアは4325、OCモデルなのでリファレンスのRX480よりは伸びています。

次にRX580nitro+相当(コアクロック1411mhz)までOCさせた場合のスコアです。

リファレンスRX580より伸びているのでまぁ予想通りといったところですね、ASICクオリティは78.6%と平均的な固体ですが昇圧せずにRX580仕様で使うことが出来ました。

温度に関してですが特にケースファンなどを直接当てない状態でアイドル時30度前後、高負荷時に75度程度でした。

グリスをおなじみの「熊グリス」に塗り替えたところ若干温度のレスポンスが良くなったので気になる場合は高性能グリスに変えてみるといいと思います。

ヒートシンクの接触面は銅板なので液体金属を使用することも可能です。分解大好きな私はクーラー分解時のリスクが上がるのでやりませんでしたが…。

 

・総評

かなり満足度は高いです。

同世代のGeforceと比べると劣る部分もあるのでしょうが8pin*1という扱いやすい仕様や高級感のあるデザインはすばらしい個性ですしGPU自体もミドルクラスの性能に8GBという大容量メモリで様々な局面に対応できるでしょう。

もちろんfluidmotionなどRadeon十八番の機能にも対応しているので映像品質の向上にももってこいです。

新品ならRX580になりますが、GPUの世代交代などに高品質なSapphireのnitro+を使用してみてはいかがでしょうか。