Posted By ちゅろめ

Created at 2019/07/11 18:18:17
Updated at 2019/07/12 08:19:39

定番rgbメモリーのryzen対応モデル

こんにちは、ちゅろめです。

今回は友人のpc(Ryzen 7 2700x機)を自作する際に使ったメモリについて書きたいと思います。

他人の物ですのでxmpを越えてのOC検証などはしていませんのでご了承ください。

 

☆同じくG.skillが出している、さらにレイテンシの詰まったモデル、「F4-3200c14d-16gfx」のレビューも投稿しています。

RyzenにおけるメモリOCの重要性はそちらでも軽く触れておりますので、よろしければあわせてお読みください。(レビュー)

購入価格はtsukumo.ex店頭にて13000円ほどでした。

最近のメモリ価格下落の影響で一時期と比べると安価に入手できたと思います。

~製品仕様~

  • 容量:16gb(8gb*2)
  • xmp設定:3200mhz CL16-18-18-38@1.35v
  • RGBイルミネーション搭載
  • 高さ:44mm
  • 永久保障

※メモリOC情報を記録したxmpプロファイルはインテルの規格ですが、各社マザーにおいてAMDプラットフォームで使用するための機能があるためxmp表記のまま記述します。

パッケージ画像です。

trident Z RGBの他のモデルと同じパッケージではありますが「Compatible with RYZEN」の表記が目を引きますね。

本製品のようにtrident Z RGBであることを表す型番GTZRの末尾に「X」が追加されたGTZRX表記のモデルはRYZENプロセッサ向けとなっています。

xmpのタイミングなどは変わらず、価格にも大きな差が無いので無印とそこまで大きな差は無いと思われますが、今回は冒頭にも書いたように他人のPCと言うことで万が一を考えAMDプロセッサに対応した本製品を選びました。

またG.skill製品の代名詞でもありますが永久保証に対応しており、本製品も故障の際の交換が可能です。

本体画像です。

付属品は画像一枚目にあるおなじみのエンブレムシールのみ、まぁメモリに何を付属させるのかと言う話ではありますが…

ヒートシンク本体はヘアライン加工がされたアルミ製となっており、尖ったデザインや印字も相まって凄くスタイリッシュな印象を受けます。今回は簡易水冷を使用したので気にしませんでしたが、本製品はRGB LED搭載ながら高さも44mmと一般的なレベルに収まっており比較的空冷クーラーとの干渉も少ないと思います。

実際に組み込んで見ました、LEDオフでも中々格好いいと思います。

しいて言うのであれば、気をつけないと取り付け時にヒートシンクが指に食い込んで痛かったです(笑)

実際に光らせてみました。

アドレッサブルLEDに対応している為、このようにグラデーションのかかった光らせ方をすることも可能です。

もちろんソフトウェア制御にも対応しており、単色をはじめとしてフラッシュやウェーブなど多彩な発光パターンを適用させることが出来ます。

G.skill公式から「Trident Z RGB Control」というライティング制御ソフトが提供されているのですが、光り方がずれたり、各社のLEDコントロールソフトと競合する場合があるなど若干不安が残る為、今回は使用したGIGABYTE製マザーボードに対応したライティング制御ソフト、「GIGABYTE RGB Fusion」でマザーボードおよび簡易水冷クーラーと同期しました。

各パーツと同期させたときの画像です。

光り方に違和感や偏りは無く、単色でも綺麗に色が出てくれたと思います。

あくまで今回の環境ではありますがRGB Fusionを使用した際に同期が取れないなどのトラブルは起こりませんでした。

XMP動作について

~検証環境~

  • CPU:Ryzen 7 2700x
  • M/B:GIGABYTE B450 AORUS PRO WIFI
  • Cooling:240mm 簡易水冷

起動させ、SPDを表示させました。

デフォルトでは2133mhzで動作し、xmpを読み込むことによって3200mhzCL16での動作が可能となります。

Ryzen対応なので当たり前ですがシングルランクのメモリとなっており、二枚挿しであればまず問題が起こることは無いと思います。

チップはSK Hynix製を使用、最近ではHynix Cダイを採用したモデルがタイミングこそ緩めながらも3200mhzを1.2v駆動で動作するなどで有名になっていますね。

この製品は登場時期的にhynix C ダイではなくMダイのような気もするんですよね、どちらにせよXMPレベルであれば問題なく動作するのでユーザーが気にする部分ではないと思われます。

実際にxmpを適用させてベンチマークを回してみました。

2700xの定格時が1780cb前後なのでメモリOCの効果はしっかり現れていると思います。

今回使用した「B450 AORUS PRO WIFI」はOC重視のハイエンドモデルなどではありませんが、BIOSからxmpを適用させるだけですんなり起動してくれました。度重なるAGESA更新もあって3600mhz以下のメモリOCは以前と比べてかなりハードルが下がったと思います。

ミドルクラスのマザーでも問題ないのでほとんど全ての環境で動作するかと、zen+で動作しているのでメモリコントローラーが改善されたzen2では心配する必要すらないでしょう。

 

~総評~

長所

  • メモリに気を使うRyzen環境でも安定してxmp動作が可能
  • アドレッサブルRGB LED搭載により、綺麗かつ多彩なライティングに対応
  • 純正ソフト以外にも各マザーボードベンダーからリリースされているライティング制御ソフトに対応しており各パーツと同期したライティングが可能
  • 永久保障により故障の際も安心

短所

  • メーカー純正ソフトの使用に不安
  • 価格が下落したとはいえOCメモリであるため一般的なメモリと比べると容量単価が高い

 

依然としてRGB LEDブームが続いているのでこのようなLED搭載メモリを選ぶ方も増えていると思います。

純正ソフトに不安さえ残りますが、trident Z rgbシリーズはLEDの発色や制御自体は申し分なく、所謂「魅せるメモリ」の代名詞的存在になっているといえます。他のパーツと同期させ、ライティングを楽しみたい方にはうってつけな製品群ではないでしょうか。

また、ryzen環境でのxmp動作についても、メモリ自体の優秀さや永久保障が相まって本製品は安心して使用することができます。zen2も登場した今、メモリ速度が重要になってくるryzenにOCメモリを使用したい方にはもってこいな選択肢だと思います。

メモリ速度は体感が難しい為意外と馬鹿にされがちな部分ではありますが、実際にゲームをプレイしたときのfpsがメモリの速度によって変動するなどの具体的な効果も実証されているので、OCメモリを使用する意義は大いにあると言えますね。

 

価格下落により以前より安価で入手できる今、zen2プロセッサとあわせて性能と見た目の両方の面に優れた本製品を購入してみてはいかがでしょうか。