Posted By Earlgrey_86

Created at 2020/06/23 18:41:47
Updated at 2020/06/30 12:44:19

【新ケース】Define 7 Compact TG Light【買ってみた】

 こちらに投稿するのは初めてな、Earlgrey_86です。

 今回、Ryzen 7 3700X、ASRock B550 Steel Legendと一緒に購入したこちらのケース!
 早速、組み立てつつレビューを……と思ってたのですが、
組み立て当初、こちらの製品がまだ登録されておらず、組んだ後からのレビューとなります。
 今回はDefine R5からの入れ替えとなります。

 CPU、マザーボードと一緒に買おうと思い、ツクモ札幌駅前店で
Define 7と迷ったのですが、7が22,000円オーバーで、7 Compactが16,400円と安かったので、
Compact Blackにしちゃいました。

 まず、開封すると、箱の内側にFractal Designマークがぎっしりプリントされていて、
今回は気合入ってんな!という印象。

 で、店頭でもデモケースをTsukumo札幌駅前店さんで見せていただいたのですが、
Define R5より一回り以上小さく、予想以上に中が狭い!
これは組み上げるのが苦労しそうな予感を感じておりました。

 ケース自体の自由度は、この小ささでかなり高く、
電源が入るボトムシュラウドの前面に来る箇所に、360cm級の大型ラジエーターも入るように
パネルが外れる様になってます。
 両側面のパネルもツールレスで簡単に外れ、これは意外と後から楽ができるいい仕様。
 天板も静音性重視のデフォルトのパネルと、
トップにファンをつけた場合に付け替えられるフィルター付きの天板が付属してます。

 今回は、前に使用していたPCを組み換えるということで、一部パーツを流用して組んでおります。


** パーツ構成 **

CPU:AMD Ryzen 7 3700X
CPUクーラー:Corsair H110i
マザーボード:ASRock B550 Steel Legend(レビュー
メモリ:G.Skill F4-3200C16D-16GSXWB
SSD1:Samsung 970 EVO Plus MZ-V7S500B/IT
SSD2:crucial P1 CT1000P1SSD8JP
HDD1:WESTERN DIGITAL WD Blue WD40EZRZ-RT2
HDD2:東芝 DT01ACA300
GPU:玄人志向 RD-RX5700XT-E8GB
電源:Antec NeoECO Gold NE750G
ケース:Fractal Design Define 7 Compact(このケース)
ケースファン:PRISMA AL-12 PWM(背面用)PRISMA AL-14 PWM(前面用x2)

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 では、この構成で組み上げていきます。
まず、電源を先に設置して、前面ファンと背面ファンを取っ払いました。
 次にCPUとメモリ、M.2 NVMeをぶっ刺したマザーボードを取り付けようとしたのですが、
トップに280mmラジエーターを付けると上部スペースに余裕がなく、ケーブルホールが埋まり、
VRMヒートシンクにちょっと干渉。
 仕方ないね、H110iのラジエーターは厚みがあるからね……

 ってことで、トップにはファンは付けず、先に前面にラジエーターを設置することにしたのですが、ここで一つ問題が。
 普通にRGBファンをラジエーターに取り付けると、排気になってしまうわけで、吸気がまったくない窒息状態に。
 そして、前面ラジエーターを吸気にすると、ラジエーターに直接風が当たるわけではないので、
ラジエーターの冷却効率が落ちる……と。
 さらにせっかくのRGBファンを吸気方向に取り付けると、ファンリングのRGBが見えねぇ!
 空冷CPUクーラーだと起きることのない問題が発生したわけです、悲しいね。

 ラジエーターの冷却効率を上げるために、ラジエーターの前面にH110i付属の140mmファンを2つ、
吸気方向で設置、で、ラジエーター背面にこれも吸気方向でAL-14を2つ設置して、
少しでもRGBファンが見えるようにファンをサンドイッチにすることで
ラジエーターの冷却効率を上げつつ、吸気の強化を図りました。

 続いてマザーボードの設置。 ラジエーターより先にマザーボードを設置しちゃうとキツキツだからね、仕方ないね!
 リアI/Oパネルが一体化しているB550 Steel Legendだと設置が楽ですね!
 ATXマザーのネジ止め位置にすでにスペーサーが取り付けられており、
mATXマザーの場合は下部のスペーサーを移動させてね!と説明書にも書いております。
 今回は、ATXマザーなので、スペーサーは移動させずにそのまま設置。
 こうピッタリとマザーボードが収まると、大変気持ちがいいものです。

 サクサクとHDDを設置。
 ボトムシュラウドにある、2ベイの3.5インチHDDケージは、外したり、前後に動かせるのですが、
HDDケージを設置したまま、ボトムファンを付けようとしたのですが、スペースが足りず、ボトムファンの設置は諦め。
 HDDケージの移動はせずにケーブルの収納場所として利用しました。

 さて、これでパーツは一通り組み込んで、ケーブルをマザーボードに挿していく作業です。
 どんどんケーブルを挿して、裏配線をしていくのですが、少々裏配線のスペースが狭い……
 結束バンドできっちり窪みに纏めないと、ケーブルが邪魔でパネルが閉まりません。

 ケーブルマネジメントは、各所にホールがあり、非常に配線がしやすい構造です。
 ボトムのケーブルホールも扱いやすい位置にあり、ガラスパネル側から見ても配線が邪魔をすることなく、
簡単綺麗に配線ができます。

 裏は色々とケーブルを整理しつつ、結束バンドで纏め纏め……やっとサイドパネルが閉まるようになりました。
 このパーツ構成だと、Compactじゃなく、Define 7買ったほうが良かったね!って思いました。

 静音性はDefine R5と比較すると、サイドパネルがガラスパネルなのでちょっと下がってますが、
静音性を重視するならガラスパネル選ぶなっていう。

 Define 7 Compactのエアフローは、R5と比べて悪くなく、想像以上に冷え冷えしております。



 総評として、小さく纏まったいいケースです。
 特にmATXで組む場合には、過不足のないものだと思います。
 フレームもしっかり作られており、ケースのエッジで指を切った!とかも全く無いです。
 サイドパネル、トップパネル、フロントパネルもツールレスで簡単に外せるのが非常に楽でした。
 フィルター付きのトップパネルが付属していて、静音仕様から冷却仕様に変えられるのもポイントですね!
 今までのDefineシリーズ同様、スライド式で着脱が簡単なボトムフィルターもありますし、
 フロントパネルの両側面にもフィルターが付いてますので、やっぱりFractal Designのケースはホコリに強いケースだなと。

 ただ、ATXで3.5インチHDDやら、水冷などラジエーターを設置する場合は、
素直にDefine 7の方がいいと思いました。
 もう少しだけ、裏配線スペースが広ければ文句の付け所がなかった!という所で少々減点。
 裏配線がきっつきつで、無理にサイドパネルを閉めるとパネルが歪みますので、その点だけ注意しましょう!



 私が裏配線下手だっていう話だったりするんですけどね!