Posted By Earlgrey_86

Created at 2020/06/24 10:15:53
Updated at 2020/07/05 16:29:10

【新製品】ASRock B550 Steel Legendは、また伝説になるか?

 どもこんにちは。Earlgrey_86でございます。

 先日のFractal Design Define 7 Compactに続いて、
今回は、ASRock B550 Steel Legendのレビューをしてみます。

 今まで使っていたマザーボードがB450 Steel Legendで、
無理に買い換える必要ないんじゃね?と思ったのですが、
なーんか色々とパワーアップしてるじゃないですか!(お値段も)

 事前情報で$179.99と聞いていたので、結構するんでしょ?(ASK税)と思っていたら、
ツクモ札幌駅前店で、19,500円(税別)と意外とお買い得なお値段だったので購入しました。

 箱自体は、B450 Steel Legendと変わらず、外箱に内箱があって、
マザーボード本体が袋詰で入ってる、ウレタン枠。
 その下に付属品が色々入っておりました。

 使えそうで使わなかったASRockタイとSteel Legendステッカー。いいねいいね!
 すでに組んじゃった後なので、付属していたSATAケーブルは使用済み!なので写真にはない!
 あとは取扱説明書とドライバCD。
 マザーボード単体の写真を撮っていなかったことが悔やまれます(ぐぬぬ!

 細かい仕様はこちらの製品ページをご覧頂くとして(手抜き)、
B550 Steel Legendの個人的な注目点として、まずは、6から14フェーズに増えたVRMにDr.MOS!
CPU電源フェーズは、もはやハイエンド並みです。
 今後出るZen3もよゆーを持って載せ替えできそうじゃないですか。

 次に今までは、X570 PGXなどのハイエンドマザーにしか搭載されていなかったDragon 2.5G LAN。

 それと、フロントUSB 3.2 Gen1 Type-Cコネクタもポイントですね!
 これがあるのでケースもDefine 7 Compactに買い替えたというお話。

 早速、組み込んでみました。

** パーツ構成 **

CPU:AMD Ryzen 7 3700X(レビュー
CPUクーラー:Corsair H110i
マザーボード:ASRock B550 Steel Legend(このマザーボード)
メモリ:G.Skill F4-3200C16D-16GSXWB
SSD1:Samsung 970 EVO Plus MZ-V7S500B/IT
SSD2:crucial P1 CT1000P1SSD8JP
HDD1:WESTERN DIGITAL WD Blue WD40EZRZ-RT2
HDD2:東芝 DT01ACA300
GPU:玄人志向 RD-RX5700XT-E8GB
電源:Antec NeoECO Gold NE750G
ケース:Fractal Design Define 7 Compact(レビュー
ケースファン:PRISMA AL-12 PWM(背面用)PRISMA AL-14 PWM(前面用x2)

************

 リアI/Oパネルがフレキシブル I/Oシールドでマザーボードに付いているので、
I/Oパネルにうまく嵌まらねぇ!ということもなく、あっさりケースに収まったのは感動した!
 これからの時代はI/Oパネル一体型やな!
 それに、I/Oパネルって指を切りやすいんですよねー、怪我を気にせずPCを組めるのは大変よろしいです!

 CPU電源は、8ピン12Vコネクタと4ピン12Vコネクタの2つになっており、
8ピン12Vコネクタだけでも動きます。とは聞いてますが、4ピンも挿したほうが安定するということで、
電源もNE650GからNE750Gに交換しております。NE650Gは、8ピン12Vが一本しかないから……

 と、サクサク組んで完成でございます。
 マザーボード自体のLEDは、VRMとチップセットのSteel Legendの文字がペカー!と光ります。
 グラボが邪魔で見えないんですが、チップセットのライティングは結構お気に入りです。
 かっこいいぜ、Steel Legend!

 実際、組み込んで使ってみると、B450 Steel Legendもそうでしたが、マザーボードの温度が低いですね。
 ケースがDefine R5からDefine 7 Compactに変わって、ケース内風量は落ちているのですが、
B450より低いくらいです。

 Corsair iCUEの温度読みですが、全体的に温度が一定されているのがわかります。

 で、ちょこっとメモリをOCしてみたのですが、BIOS 1.0でXMPプロファイルそのままで
3400MHzまでramtestで333%、エラー0。
 BIOSを新しい1.10にすると3400MHzでBIOS起動せず。
 今の所はBIOSは1.0のままの方がいいですね、安定します。

 ** 2020/07/05 追記 **

 OC用ベータ版BIOS 1.10Aが出てたので、試しに更新してみました。
 メモリは3400MHz 16-18-18-38 1.20Vで再度テストしましたがBIOS起動したりしなかったりと安定せず。
 常用OC設定の 3733MHz 20-20-20-42 1.20Vでramtestで600%回りましたので、メモリはこれでよしとして、
CPUもOC設定そのままで消費電力がIdle時、最低56Wで平均63Wと更に消費電力を下げる事が出来ました。
 CPUのOCについては、詳しいことはRyzen 7 3700Xのレビューにて。

 この1.10Aは、オーバークロックしたりダウンクロックをする人にはいいBIOSですね。
 ありがとう、ASRockさん!

 **********************

 いい意味で予想を覆してくれたのが、Nahimic Audioです。

 光デジタル端子でアンプに繋いで音を出しているのですが、Nahimic Audioの効果で
音質がオンボードから出してると思えないくらいに変わります。

 Nahimic Audioで一番感動したのは、サラウンドに対応していないiTunesなどでも
バーチャルサラウンドONにすると、サラウンドが効く所!
 当然、ネイティブサラウンドと比較するのは……ですが。
 iTunesでサラウンドが効くようになったことで、曲の管理が大変楽になりました。

 マイクもDicordのVoice Chatでしっかりと音を捉えてくれて、
B450 Steel Legendのオンボードマイクとは全く別物になってます。
 Nahimic Audioすげぇ!

 総評として、ミドルレンジに収まらないハイエンドのエントリー的存在マザーだと思います。
 組み込みやすさもありますし、今後のCPUのアップグレードにもそのまま対応できそうです。
 Ryzen 7 3700Xと合わせて使うのは、少々CPUが物足りなく感じるくらいのいい板です。

 値段がこなれてきたら更に値下がるでしょうし、B550のマザーボードでは、イチオシの逸品でございます。